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琴の音(ね)⑥

院の小従(こじじゅう)、例ならぬこと大事に臥し沈みて、年月経にけりと聞えて、とぶらひにまかりたりけるに、この程少しよろしき由申して、人にも聞かせぬ和琴(わごと)の手弾きならしけるを聞きて 

◇院の小侍従=「待つ宵に更けゆく鐘の声聞けばあかぬ別れの鳥はものかは」(『新古今集』恋三)の歌で待宵小侍従と称される。石清水(いわしみず)別当光清女。母小大進。後白河院に出仕。二代后多子にも仕え大宮小侍従とも呼ばれる。 ◇例ならぬこと=病気。 ◇大事に臥し沈みて=重態になり。◇とぶらひにまかりたりける=訪問。ここは病気見舞。 ◇人にも聞かせぬ=秘曲として人にも聞かせない。 ◇和琴=六弦の琴。 ◇手弾きならしける=音楽を奏すること。曲。 

琴の音(ね)に 涙を添えて ながすかな 絶えなましかばと思ふあはれに 

※あなたの弾かれる和琴の音を、感涙にむせびつつお聞きすることです。もしあなたの病が直らなかったなら、そしてこの和琴の秘曲も絶えてしまったらと思うあわれに。 「人にも聞かせぬ」秘曲を西行に聞かせるところに、小従と西行との親交のほどを知ることができる。 

◇絶えなましかばと=「絶えなましかばいかに悲しからまし」が省略された形。反実仮想。小侍従の命が絶えてしまったらの意と、小侍従の伝える秘曲が絶えてしまったらの意を掛ける。

返し /頼むべき こともなき身を今日までも 何にかかれる玉の緒ならん

※琴を弾くと申しましても、この世に頼みにできるものとて何もないわが身ですのに、今日まで何の因縁によってこのように生きながらえてきた命でありましょう。

◇こと=「事」と「琴」を掛ける。 ◇かかれる=「掛かれる」と「欺かれる」を掛ける。 ◇玉の緒=命。玉を貫く緒が切れやすいようにはかないことからいう。「緒」は「琴」の縁語。

→「題欠」 /おり立ちてつむべきなぎの葉もみえず田中の井戸に五月雨のころ(正治初度百首) /「通釈」そろそろ田に降り立って、水葵を摘む季節なのだけれど、葉も見えない。この頃は梅雨の雨が降りしきり、田中の井戸を溢れさせて。 /「語釈」◇なぎ=水○。ミズアオイ。若葉や若布を吸物の具などにした。参考サイト:石川の植物「ミズアオイ」/「本歌」催馬楽(さいばら)「田中井戸」 田中の井戸に 光れる田水○(たなぎ) 摘め摘め吾子女(あこめ) 田中の小吾子女(こあこめ) たらり らり 田中の小吾子女 /「類想歌」源有房「有房集」 さみだれは田中の井戸の水越えてこなぎ摘むべき方もしられず

■果樹酒・・・果樹酒の季節になってきた。昨夜は、残りのホワイトリカー(度数35%)をうすめて飲んだ。

Cimg0345びわ酒。

お天気がややこしい。雨だと思っていたら、晴れていた。午前中、「トータルトレーニング」。インストラクターによって、少しずつステップ(振り)が違う。所々間違えたり、ついていけなかった。年とともにリズム感も悪くなってきたように思う。 昼から、「吹田、美術家展」、「千里北公園」へ行った。「千里北公園」は、吹田市内にある公園の中では万博公園の次に大きい公園です。万博公園より自宅より近くにある「府営・服部緑地公園」はほとんどが隣の豊中市に属する。「千里北公園」は、とにかく広々とした原っぱがあって、風と空を感じられる公園だ。 晩御飯を食べて、地域のソフトバレーの練習に行く。Mさんは、明日、「『今井町(奈良県)』に行く」と言っていた。「畝??」と言っていたから、「『畝傍(うねび)』と云う」と教えてあげた。「大和三山のひとつ、畝傍山の畝傍」と言ったら感心された。今井町へは、JR畝傍駅で降りて行くと言われたが・・、??。私は、今井町へは近鉄・橿原神宮前駅から行くので、JR畝傍駅でいいのかな?と思った。記憶がよみがえって(JR桜井線に乗って・・)、近鉄・橿原神宮前駅とJR畝傍駅は近くだったような・・??。

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琴の音(ね)⑤

院の小従(こじじゅう)、例ならぬこと大事に臥し沈みて、年月経にけりと聞えて、とぶらひにまかりたりけるに、この程少しよろしき由申して、人にも聞かせぬ和琴(わごと)の手弾きならしけるを聞きて 

Cimg6329 ←「小侍従の碑」近くの畑(大阪府島本町)。

◇院の小侍従=「待つ宵に更けゆく鐘の声聞けばあかぬ別れの鳥はものかは」(『新古今集』恋三)の歌で待宵小侍従と称される。石清水(いわしみず)別当光清女。母小大進。後白河院に出仕。二代后多子にも仕え大宮小侍従とも呼ばれる。 ◇例ならぬこと=病気。 ◇大事に臥し沈みて=重態になり。◇とぶらひにまかりたりける=訪問。ここは病気見舞。 ◇人にも聞かせぬ=秘曲として人にも聞かせない。 ◇和琴=六弦の琴。 ◇手弾きならしける=音楽を奏すること。曲。 

琴の音(ね)に 涙を添えて ながすかな 絶えなましかばと思ふあはれに 

※あなたの弾かれる和琴の音を、感涙にむせびつつお聞きすることです。もしあなたの病が直らなかったなら、そしてこの和琴の秘曲も絶えてしまったらと思うあわれに。 「人にも聞かせぬ」秘曲を西行に聞かせるところに、小従と西行との親交のほどを知ることができる。 

◇絶えなましかばと=「絶えなましかばいかに悲しからまし」が省略された形。反実仮想。小侍従の命が絶えてしまったらの意と、小侍従の伝える秘曲が絶えてしまったらの意を掛ける。

返し /頼むべき こともなき身を今日までも 何にかかれる玉の緒ならん

※琴を弾くと申しましても、この世に頼みにできるものとて何もないわが身ですのに、今日まで何の因縁によってこのように生きながらえてきた命でありましょう。

◇こと=「事」と「琴」を掛ける。 ◇かかれる=「掛かれる」と「欺かれる」を掛ける。 ◇玉の緒=命。玉を貫く緒が切れやすいようにはかないことからいう。「緒」は「琴」の縁語。

→夏/ 葵(あふひ)をよめる

いかなればそのかみ山の葵草年はふれども二葉なるらむ(新古183)

/「通釈」どういうわけだろう、その昔という名の神山の葵草は、賀茂の大神が降臨された時から、多くの年を経るのに、いま生えたばかりのように双葉のままなのは。 /「語釈」◇葵 賀茂祭の日、社前などを飾るのに用いた。葉を二枚対生するので、二葉葵とも言う。 ◇そのかみ山 神山は賀茂神社の背後の山。「その昔」を意味する「そのかみ」を掛ける。 /「補記」葵祭の飾りに用いられた葵草に寄せて、賀茂の祭が毎年華やかに繰り返されることを讃美する心を籠めている。壮麗な賀茂祭は京の人々が待ちかねた夏の一大イベントであり、それを楽しむ弾むような心がよく出ている。 /「他出」続詞花集、小持従集、玄玉集、三百六十番歌合、歌枕名寄 /「主な派生歌」・たのみこしそのかみ山の葵草思へばかけぬ年のなきかな(二条院讃岐) ・生ひかはる今日のあふひや神山に千代かけて見る二葉なるらむ(霊元院) ・神山のみあれののちあふひ草いつを待つとて二葉なるらむ(香川景樹)

■酒・・・草薙剛君の例にもあるように、ほどほどの酒がいいのだが・・・。

Cimg0319リーガ・ロイヤルホテル地下、「神戸吉兆店」。

お酒を自宅でつくるのは禁止されている。果樹酒は別なのだろう。昔福岡に住んでいる時、近所のAさんは自宅で酒(どぶろく)を作っていた。 午後7時からの会議には、少し時間がある。それで、いつも行っている「H接骨医院」に行こうとした。地下鉄我孫子(あびこ)駅で、腕時計を見ると、会議に遅れそうだった。接骨医院へ行くのをやめようとして階段を下りた。そこで、反対のホームに行こうとしているのに気づいた。又階段を上った。うろうろしているうちに、ポケットテッシュを6個もらった。便利なものだからいいが、テッシュをもらいたいがためにうろうろしているおじさんに見られやしまいかと胸がどきどきしてきた。会議のある教育会館まで、天王寺駅から歩いた。途中、上方落語の一つ「祟徳院(すとくいん)」の舞台の高津神社の近くを通った。

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琴の音(ね)④

院の小従(こじじゅう)、例ならぬこと大事に臥し沈みて、年月経にけりと聞えて、とぶらひにまかりたりけるに、この程少しよろしき由申して、人にも聞かせぬ和琴(わごと)の手弾きならしけるを聞きて 

◇院の小侍従=「待つ宵に更けゆく鐘の声聞けばあかぬ別れの鳥はものかは」(『新古今集』恋三)の歌で待宵小侍従と称される。石清水(いわしみず)別当光清女。母小大進。後白河院に出仕。二代后多子にも仕え大宮小侍従とも呼ばれる。 ◇例ならぬこと=病気。 ◇大事に臥し沈みて=重態になり。◇とぶらひにまかりたりける=訪問。ここは病気見舞。 ◇人にも聞かせぬ=秘曲として人にも聞かせない。 ◇和琴=六弦の琴。 ◇手弾きならしける=音楽を奏すること。曲。 

琴の音(ね)に 涙を添えて ながすかな 絶えなましかばと思ふあはれに 

※あなたの弾かれる和琴の音を、感涙にむせびつつお聞きすることです。もしあなたの病が直らなかったなら、そしてこの和琴の秘曲も絶えてしまったらと思うあわれに。 「人にも聞かせぬ」秘曲を西行に聞かせるところに、小従と西行との親交のほどを知ることができる。 

◇絶えなましかばと=「絶えなましかばいかに悲しからまし」が省略された形。反実仮想。小侍従の命が絶えてしまったらの意と、小侍従の伝える秘曲が絶えてしまったらの意を掛ける。

返し /頼むべき こともなき身を今日までも 何にかかれる玉の緒ならん

※琴を弾くと申しましても、この世に頼みにできるものとて何もないわが身ですのに、今日まで何の因縁によってこのように生きながらえてきた命でありましょう。

◇こと=「事」と「琴」を掛ける。 ◇かかれる=「掛かれる」と「欺かれる」を掛ける。 ◇玉の緒=命。玉を貫く緒が切れやすいようにはかないことからいう。「緒」は「琴」の縁語。

→梅 /折る袖に染(し)まざりけりな梅の花思ふ心の深さばかりは(小侍従集)

/「通釈」梅の枝を折る私の袖に、香りはほのかに移るばかりで、花を思う心の深さほどには、染み付いてくれなかったのだなあ。 /「補記」制作年などは不明。

■Kさんの死

Cimg0312旧西尾邸(吹田市)。

今年は自宅のガクアジサイが満開だ。2年前はほとんど花が咲かなかった。咲いた後の剪定の仕方によると誰かに聞いたことがある。 「謡いと仕舞の会」が終わって4日が経つ。当日はばたばたして振り返る余裕がなかった。謡い仲間のKさんが5月に亡くなった事を、謡の日の当日知った。Kさんとは、先生(習っている先生の息子さんと奥さん)も稽古場も違う。再会を楽しみにしていたのに、とても残念だった。昨年の12月の「謡いと仕舞の会」の時は、とても元気だったので、Kさんの死が信じられない。ご冥福をお祈りします。 明日夜は共済組合の会議なので、謡いの稽古を今日にしてもらった。「半蔀(はじとみ)」。「源氏物語夕顔の巻」に取材した。節がむずかしいのだそうだ。稽古から帰って、「ビワ酒」を漬けた。うまくできるだろうか。残りのビワでジャムをつくった。寒天を溶かして、その中にジャムをいれた。どんなデザートができるだろうか。ビワ酒の残りの酒(ホワイト・リカー)で晩酌している。

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琴の音(ね)③

院の小従(こじじゅう)、例ならぬこと大事に臥し沈みて、年月経にけりと聞えて、とぶらひにまかりたりけるに、この程少しよろしき由申して、人にも聞かせぬ和琴(わごと)の手弾きならしけるを聞きて 

Cimg5459石清水八幡宮の境内(京都府八幡・やわた市)。

◇院の小侍従=「待つ宵に更けゆく鐘の声聞けばあかぬ別れの鳥はものかは」(『新古今集』恋三)の歌で待宵小侍従と称される。石清水(いわしみず)別当光清女。母小大進。後白河院に出仕。二代后多子にも仕え大宮小侍従とも呼ばれる。 ◇例ならぬこと=病気。 ◇大事に臥し沈みて=重態になり。◇とぶらひにまかりたりける=訪問。ここは病気見舞。 ◇人にも聞かせぬ=秘曲として人にも聞かせない。 ◇和琴=六弦の琴。 ◇手弾きならしける=音楽を奏すること。曲。 

琴の音(ね)に 涙を添えて ながすかな 絶えなましかばと思ふあはれに 

※あなたの弾かれる和琴の音を、感涙にむせびつつお聞きすることです。もしあなたの病が直らなかったなら、そしてこの和琴の秘曲も絶えてしまったらと思うあわれに。 「人にも聞かせぬ」秘曲を西行に聞かせるところに、小従と西行との親交のほどを知ることができる。 

◇絶えなましかばと=「絶えなましかばいかに悲しからまし」が省略された形。反実仮想。小侍従の命が絶えてしまったらの意と、小侍従の伝える秘曲が絶えてしまったらの意を掛ける。

返し /頼むべき こともなき身を今日までも 何にかかれる玉の緒ならん

※琴を弾くと申しましても、この世に頼みにできるものとて何もないわが身ですのに、今日まで何の因縁によってこのように生きながらえてきた命でありましょう。

◇こと=「事」と「琴」を掛ける。 ◇かかれる=「掛かれる」と「欺かれる」を掛ける。 ◇玉の緒=命。玉を貫く緒が切れやすいようにはかないことからいう。「緒」は「琴」の縁語。

→春 /題欠 いづかたの梅の立ち枝に風ふれて思はぬ袖に香をとどむらむ(正治初度百首) /「通釈」袖に梅の花の香がする。どこかの高く伸びた梅の枝に風が触れて、その風が知らないうちに私の袖に香を残していったのだろう。思いもしなかった、いったいどこの梅の花なのか。 「補記」前歌と同じ正治二年(1200)の百首歌。艶な歌いぶりに作者の本領が出ている。

■水江(みづのえ)の浦島子を詠む歌一首③(2009.5.30、吹田市内本町コミュニュティー・センター、第13回万葉集講座)

反歌/ 二。常世辺(とこのへ)に 住むべきものを 剣太刀(つるぎたち) 己(な)が心から 鈍(おそ)やこの君  

◇己=名。名前。「剣太刀」は、己の枕詞。りっぱな刀には、銘(めい、名前)がついていることから。 ◇鈍(おそ)や=判断力が鈍い。おばかさんよ、浦島さん。

浦島伝説・・・『日本書紀』と『丹後風土記』に出てくる。『書紀』の方は雄略天皇二二年のこととして「丹後国余社(よぎの)郡管川(つつかわ)の人、水江浦島子(みづのえうらしまのこ)」とあり、風土記には「与謝郡日置里」の「管川村」の「水江浦島子」とあってともに亀が神女と化す神話説話である。 その伝承地として、丹後半島の北東部の海岸に与謝郡伊根町本庄浜がある。山間部から流れてきた筒川(つつかわ)が本庄浜で海にそそいでいる。筒川の上流1.5キロに浦島を祭る宇根神社がある。

■祭りばやしが聞こえるー2部、第7話・鎌足塚ー

「行こうか」「行こうって、どこに?」「この石段を登るんだ」。義清と良一は、石段を上り始めた。

石段を上り詰めた所に塚があった。「これはなんだ?」「鎌足塚だ」、良一が答えた。「藤原の?」「そう」、またも良一が答えた。

■田植え・・・田植えの時期だ。学校近くのYさんの田んぼへ行って、田植えをさせていただいた。昔は、近くの「ニサンザイ古墳」のお濠の水を使っていたが、今は井戸水だそうだ。

Cimg0328Yさん(堺市北区)。/その後、手で稲の苗を植えつけた。

水泳学習の準備で、なにかと慌しい。明日はプール前検診。10日は、プール清掃だ。水泳実技講習会もあるが、まだ日程が決まっていない。 6月7日(日)に葛城古道を歩こうと思っている。近鉄御所駅から風の森のバス停まで行って、そこから歩くつもりだった。バスの便があまりないので、予定を変更するつもりだ。(大和)葛城山ロープウェイ行きバスの途中にある「櫛羅(くじら)」で下車して、そこから歩こうと思っている。

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琴の音(ね)②

院の小従(こじじゅう)、例ならぬこと大事に臥し沈みて、年月経にけりと聞えて、とぶらひにまかりたりけるに、この程少しよろしき由申して、人にも聞かせぬ和琴(わごと)の手弾きならしけるを聞きて 

◇院の小侍従=「待つ宵に更けゆく鐘の声聞けばあかぬ別れの鳥はものかは」(『新古今集』恋三)の歌で待宵小侍従と称される。石清水(いわしみず)別当光清女。母小大進。後白河院に出仕。二代后多子にも仕え大宮小侍従とも呼ばれる。 ◇例ならぬこと=病気。 ◇大事に臥し沈みて=重態になり。◇とぶらひにまかりたりける=訪問。ここは病気見舞。 ◇人にも聞かせぬ=秘曲として人にも聞かせない。 ◇和琴=六弦の琴。 ◇手弾きならしける=音楽を奏すること。曲。 

琴の音(ね)に 涙を添えて ながすかな 絶えなましかばと思ふあはれに 

※あなたの弾かれる和琴の音を、感涙にむせびつつお聞きすることです。もしあなたの病が直らなかったなら、そしてこの和琴の秘曲も絶えてしまったらと思うあわれに。 「人にも聞かせぬ」秘曲を西行に聞かせるところに、小従と西行との親交のほどを知ることができる。 

◇絶えなましかばと=「絶えなましかばいかに悲しからまし」が省略された形。反実仮想。小侍従の命が絶えてしまったらの意と、小侍従の伝える秘曲が絶えてしまったらの意を掛ける。

返し /頼むべき こともなき身を今日までも 何にかかれる玉の緒ならん

※琴を弾くと申しましても、この世に頼みにできるものとて何もないわが身ですのに、今日まで何の因縁によってこのように生きながらえてきた命でありましょう。

◇こと=「事」と「琴」を掛ける。 ◇かかれる=「掛かれる」と「欺かれる」を掛ける。 ◇玉の緒=命。玉を貫く緒が切れやすいようにはかないことからいう。「緒」は「琴」の縁語。

→小従ははなやかに、目驚く所よみ○うることの優れたりしなり。中にも歌の返しをする事、誰にも優れたりとぞ(鴨長明『無名抄』)。 例えば、ほぼ同時代の女房歌人である宜(ぎ)秋門院丹後の作が穏和で○○な中世的情緒を顕著に示しているのに対し、小従の歌は平安朝的な色香をなお濃厚に漂わせているところに特色があろう。それは歌人としての古めかしさとも言えるのだが、発想は機知に富み、個性的である。平安後宮文芸の○尾を飾る、艶やかな花とも呼ぶべき歌人であった。 関連サイト:『歌人伝・太皇太后宮小侍従』

■水江(みづのえ)の浦島子を詠む歌一首②(2009.5.30、吹田市内本町コミュニュティー・センター、第13回万葉集講座)

◇高橋虫麻呂=1300年前の人。伝説の歌人。下級の役人。 ◇春の日の霞める時に=春の日の霞んでいる時  ◇墨吉(すみのえ)=丹後半島の墨吉(すみのえ)。一説には、大阪の住之江(すみのえ)とも。 ◇思ほゆる=思い出される。 ◇海堺(うなさか)=海の境目。当時飛鳥が都。西の海堺は、明石海峡。 ◇常世に至り=不老不死の国に至る。 ◇櫛笥=玉手箱。 ◇三年の間=300年もたつと。 ◇反側び=転びまわり。 ◇足ずりしつつ=地団駄(じだんだ)踏む。 ◇ゆなゆなは=やがて  ※万葉集の長歌→御伽草子(室町時代)→鯛やヒラメの舞おどり(江戸時代、遊郭のイメージ)。

■じゅんさい・・・久しぶりに、「じゅんさい」を食べた。「じゅんさい」といったら深泥池(みぞろがいけ、京都市)が頭に浮かぶが、深泥池ではもう採れないらしい。

Cimg0320リーガ・ロイヤルホテル地下・「神戸吉兆」店(大阪市)。

暑い日だった。子どもは給食後だからだろうか?体が重そうだった。それでも、前日より軽いボールだったので、遠くへソフトボールを飛ばしていた。暑い日には、涼しげな料理がありがたい。 新型インフルエンザの為中止になっていた学校開放が、再開された。ソフトテニス、2勝2敗でまずまずの出だし。

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琴の音(ね)①

院の小侍従(こじじゅう)、例ならぬこと大事に臥し沈みて、年月経にけりと聞えて、とぶらひにまかりたりけるに、この程少しよろしき由申して、人にも聞かせぬ和琴(わごと)の手弾きならしけるを聞きて 

Cimg5448_2石清水八幡宮(京都府八幡・やわた)市。

◇院の小従=「待つ宵に更けゆく鐘の声聞けばあかぬ別れの鳥はものかは」(『新古今集』恋三)の歌で待宵小従と称される。石清水(いわしみず)別当光清女。母小大進。後白河院に出仕。二代后多子にも仕え大宮小従とも呼ばれる。 ◇例ならぬこと=病気。 ◇大事に臥し沈みて=重態になり。◇とぶらひにまかりたりける=訪問。ここは病気見舞。 ◇人にも聞かせぬ=秘曲として人にも聞かせない。 ◇和琴=六弦の琴。 ◇手弾きならしける=音楽を奏すること。曲。 

琴の音(ね)に 涙を添えて ながすかな 絶えなましかばと思ふあはれに 

※あなたの弾かれる和琴の音を、感涙にむせびつつお聞きすることです。もしあなたの病が直らなかったなら、そしてこの和琴の秘曲も絶えてしまったらと思うあわれに。 「人にも聞かせぬ」秘曲を西行に聞かせるところに、小従と西行との親交のほどを知ることができる。 

◇絶えなましかばと=「絶えなましかばいかに悲しからまし」が省略された形。反実仮想。小従の命が絶えてしまったらの意と、小従の伝える秘曲が絶えてしまったらの意を掛ける。

返し /頼むべき こともなき身を今日までも 何にかかれる玉の緒ならん

※琴を弾くと申しましても、この世に頼みにできるものとて何もないわが身ですのに、今日まで何の因縁によってこのように生きながらえてきた命でありましょう。

◇こと=「事」と「琴」を掛ける。 ◇かかれる=「掛かれる」と「欺かれる」を掛ける。 ◇玉の緒=命。玉を貫く緒が切れやすいようにはかないことからいう。「緒」は「琴」の縁語。

■水江(みづのえ)の浦島子を詠む歌一首①(2009.5.30、吹田市内本町コミュニュティー・センター、第13回万葉集講座)

春の日の 霞める時に墨吉(すみのえ)の岸に出(い)で居て 釣舟(つりぶね)の とをらふ見れば 古(いにしえ)の 事そ 思はゆる。水江の浦島の子が 鰹魚(かつお)釣り 鯛(たい)釣り○り(ほこり) 七日(なぬか)まで 家にも来(こ)ずて 海堺(うなさか)を過ぎて漕ぐ行(ゆ)くに 海神(わたつみ)の 神の娘子(おとめ)に たまさかに い漕ぎ向ひ 相○(とぶら)ひ 言成りしかば かき結び 常世(とこよ)に 至り 海神の 神の宮の 内の重(へ)の 妙なる殿に 携(たづさ)はり 二人入り居て 老いもせず 死にもせずして 永き世に ありけるものを 世の中の 愚か人(ひと)の 吾妹子(わぎもこ)に 告(の)りて語らく『しましくは家に帰りて 父母(ちちはは)に 事も告(の)らひ 明日のごと われは来(き)なむと』言ひければ 妹(いも)がいへらく 『常世辺(とこよへ)に また帰り来て 今のごと逢はむとならば この櫛笥(くしげ) 開くなゆめと』そこらくに 堅めし言(こと)を 墨吉に 帰り来(きた)りて 家見れど 家も見かねて 里見れど 里も見かねて 怪しみと そこに思はく 家ゆ出でて 三年(みとせ)の間に垣も無く 家も失(う)せめやと、この箱を 開きて見てば もとのごと家はあらむと 玉櫛笥(たまくしげ) 少し開くに 白雲の 箱より出でて  常世辺に たなびきぬれば 立ち走り 叫び袖振り 反側(こいまろ)び 足ずりしつつ たちまちに 心消失(けう)せぬ 若かりし 肌も皴(いわ)みぬ 黒かりし 髪白けぬ ゆなゆなは 息さえ絶えて 後(のち)遂(つい)に 命死にける 水江の浦島の子が 家地(ところ)見ゆ

■道路交通法など、今日から法改正があった。 

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能・雨月(うげつ)・31

月は漏れ雨はたまれととにかくに賎が軒端を葺きぞわふらふ (西行)

仰ぐべしと木綿四手(いうしで)乃神は、上(あが)らせ給ひければ、もとの宮人(みやびと)となりて、本宅に帰りけりやもとの方(かた)に帰りけり。

◇木綿四手の=言ふを木綿四手に言掛けた。木綿四手のは神の序詞である。

■月末

Cimg0310近所の食料店(吹田市泉町)。

吹田市の花は皐月(サツキ)。五月を意味する。5月になると、風呂屋やお店にサツキの盆栽が並ぶ。我が家の庭にもサツキの垣根があったのだが、駐車場をつくったので、撤去してしまった。それ以来、ガーデニングには興味を失ってしまった。最近、吹田慈姑の苗を旧西尾邸からもらって育てている。手間もかかるが、なんとなく楽しい。5月も今日で終わり。

■寺澤好聲会 春の大会(大槻能楽堂、9:00-18:30)/息子が真夜中に帰ってきた。その音で、チコが騒ぎ出した。チコのおかげで目が覚めてしまった。今日の準備をしかけて眠ってしまったことに気づいた。着物の帯が見つからない。・・・。冬用の布団の間にあった。一応全部揃ったので、又、床についた。朝、起きられるだろうか。

Cimg0315大槻能楽堂楽屋にて(大阪市上町)。

江坂駅(8:00)ー梅田駅(8:07)・東梅田駅(8:10)ー谷町線ー谷町四丁目駅(8:35)・・・大槻能楽堂(8:45-19:00)→→ロイヤルホテル(大阪市・「神戸・吉兆店」)・・・梅田駅ーー江坂駅

ー謡い/芦刈 ・吉野天人 ・巻絹 ・雲林院 ・忠度 ・杜若(かきつばた) ・弱法師 ・松風 ・隅田川ー -舞囃子/吉野天人、羽衣、道成寺、鉢木ー -仕舞/屋島、求塚 -    ー番外仕舞/藤戸(大槻文蔵) ー舞囃子/西王母  -能/経正  ー謡い/遊行柳 ・海士(あま) ・天鼓(シテ:倉澤清次 ワキ:辻倉和裕) ・猩々(しょうじょう) ー番外仕舞/老松 ・野守ー  

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