琴の音(ね)⑥
院の小侍従(こじじゅう)、例ならぬこと大事に臥し沈みて、年月経にけりと聞えて、とぶらひにまかりたりけるに、この程少しよろしき由申して、人にも聞かせぬ和琴(わごと)の手弾きならしけるを聞きて
◇院の小侍従=「待つ宵に更けゆく鐘の声聞けばあかぬ別れの鳥はものかは」(『新古今集』恋三)の歌で待宵小侍従と称される。石清水(いわしみず)別当光清女。母小大進。後白河院に出仕。二代后多子にも仕え大宮小侍従とも呼ばれる。 ◇例ならぬこと=病気。 ◇大事に臥し沈みて=重態になり。◇とぶらひにまかりたりける=訪問。ここは病気見舞。 ◇人にも聞かせぬ=秘曲として人にも聞かせない。 ◇和琴=六弦の琴。 ◇手弾きならしける=音楽を奏すること。曲。
琴の音(ね)に 涙を添えて ながすかな 絶えなましかばと思ふあはれに
※あなたの弾かれる和琴の音を、感涙にむせびつつお聞きすることです。もしあなたの病が直らなかったなら、そしてこの和琴の秘曲も絶えてしまったらと思うあわれに。 「人にも聞かせぬ」秘曲を西行に聞かせるところに、小侍従と西行との親交のほどを知ることができる。
◇絶えなましかばと=「絶えなましかばいかに悲しからまし」が省略された形。反実仮想。小侍従の命が絶えてしまったらの意と、小侍従の伝える秘曲が絶えてしまったらの意を掛ける。
返し /頼むべき こともなき身を今日までも 何にかかれる玉の緒ならん
※琴を弾くと申しましても、この世に頼みにできるものとて何もないわが身ですのに、今日まで何の因縁によってこのように生きながらえてきた命でありましょう。
◇こと=「事」と「琴」を掛ける。 ◇かかれる=「掛かれる」と「欺かれる」を掛ける。 ◇玉の緒=命。玉を貫く緒が切れやすいようにはかないことからいう。「緒」は「琴」の縁語。
→「題欠」 /おり立ちてつむべきなぎの葉もみえず田中の井戸に五月雨のころ(正治初度百首) /「通釈」そろそろ田に降り立って、水葵を摘む季節なのだけれど、葉も見えない。この頃は梅雨の雨が降りしきり、田中の井戸を溢れさせて。 /「語釈」◇なぎ=水○。ミズアオイ。若葉や若布を吸物の具などにした。参考サイト:石川の植物「ミズアオイ」/「本歌」催馬楽(さいばら)「田中井戸」 田中の井戸に 光れる田水○(たなぎ) 摘め摘め吾子女(あこめ) 田中の小吾子女(こあこめ) たらり らり 田中の小吾子女 /「類想歌」源有房「有房集」 さみだれは田中の井戸の水越えてこなぎ摘むべき方もしられず
■果樹酒・・・果樹酒の季節になってきた。昨夜は、残りのホワイトリカー(度数35%)をうすめて飲んだ。
お天気がややこしい。雨だと思っていたら、晴れていた。午前中、「トータルトレーニング」。インストラクターによって、少しずつステップ(振り)が違う。所々間違えたり、ついていけなかった。年とともにリズム感も悪くなってきたように思う。 昼から、「吹田、美術家展」、「千里北公園」へ行った。「千里北公園」は、吹田市内にある公園の中では万博公園の次に大きい公園です。万博公園より自宅より近くにある「府営・服部緑地公園」はほとんどが隣の豊中市に属する。「千里北公園」は、とにかく広々とした原っぱがあって、風と空を感じられる公園だ。 晩御飯を食べて、地域のソフトバレーの練習に行く。Mさんは、明日、「『今井町(奈良県)』に行く」と言っていた。「畝??」と言っていたから、「『畝傍(うねび)』と云う」と教えてあげた。「大和三山のひとつ、畝傍山の畝傍」と言ったら感心された。今井町へは、JR畝傍駅で降りて行くと言われたが・・、??。私は、今井町へは近鉄・橿原神宮前駅から行くので、JR畝傍駅でいいのかな?と思った。記憶がよみがえって(JR桜井線に乗って・・)、近鉄・橿原神宮前駅とJR畝傍駅は近くだったような・・??。
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