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小倉百人一首・53

86.なげけとて月やは物を思はするかこち顔(がお、がほ)なるわが涙かな(西行法師)

Cimg8233大覚寺

◇なげけとて=(月が私に)嘆けといって。 ◇月やは物を思はする=月がもの思いをさせるのであろうか。いや、そうではない。反語。 ◇かこち顔なる=月のせいではないのに、月にかこつけるようすの。「かこつ」は他人のせいにするの意。「顔(がほ)」はそのようなようすであることを表す。

▼出典:千載(せんざい)集・巻十五・恋五(九二六) 「月前恋(つきぜんのこい)」といへる心をよめる

※思い嘆けといって、月が私に恋の物思いをさせるのであろうか、いや決してそうではない。月はただ無心に照り輝いているだけなのに、あたかも月のせいでもあるかのように、恋の切なさにとめどなくこぼれ落ちる涙であることよ。

53.嘆きつつひとり寝る夜(よ)の明くる間(ま)はいかに久しきものとかは知る (右大将道綱母・うだいしょうみちつなはは)

◇嘆きつつ=夫が訪れて来ないのを、嘆き悲しみながら。 ◇ひとり寝る夜=独りで寝る夜。 ◇明くる間=夜が明けるまでの間。 ◇いかに=どんなに。 ◇久しき=長い。 ◇ものとかは知る=ものかご存じでしょうか。いやご存じないでしょう。反語の係り結び。

▼出典:拾遺集・巻十四・恋四(九一二) 入道摂政まかりたりけるに、門(かど)をおそくあけければ、立ちわづらひぬといひ入れて侍りければ

※あなたのおいでにならないわびしさを嘆きつづけて、ひとり寝の夜を過ごす私にとって、夜が明けるまでの時間が、どんなに長く感じられるものであるかを、あなたはご存じでしょうか。ご存じないでしょうね。

■命・・・10年前、授業で、「あなたにとって命とは?」。子ども達へ投げかけた。当然、「親」なり「友情」なり、そんな言葉が返ってくると思った。案の定、「両親」、「母親」という答えが多かった。そんな中、ある男の子は、「薬」と答えた。「薬?」思わず、問いかけてしまった。思いもよらない答えだったからである。今、イタリア旅行を前に、自分の薬の多さに唖然としている。心筋梗塞の薬、メニエル氏病の薬、・・。長年障がい児教育にたずさわってきた自分だが、あらためて命のなんたるかを感じている。友人の菊池さんは、死ぬ間際、「イタリアへ行きたい」と言った。私も、「生きて、一緒にイタリアへ行こう」と言った。今は冬なので、青い海は望めそうもない。だが、菊池さんが夢見たイタリアへは行ける。命?・・はたして命とはなんなのだろうか?。そんなことを考えています

なげけとて月やは物を思はする夢うつつなるわが涙かな(多吉)

■歳末

Cimg8425難波宮跡。/篠笛が予定していた金額よりずっと廉価だった。それで、途中コンビニに寄って、「おでん」と「レモン・チュウハイ」を買う。家で作ってきたお弁当と一緒に食べる。サザンカの向こうに、大極殿院の土台を望むことができた。

地下鉄梅田駅・・阪神百貨店(1F=スウォッチの電池を換えてもうらう。7F=和楽器店・※篠笛購入)・ユニクロ梅田店(手袋、靴下購入)・梅田駅ー淀屋橋駅・・・・大阪城門前・・難波宮跡(昼食)・・大槻能楽堂(歳末助け合い 協賛能公演・小鍛冶、百萬 他)・難波宮跡発掘調査現地説明会・・地下鉄天満橋駅ー谷町線ー東梅田駅・梅田駅ーー御堂筋線ーー江坂駅→→自転車を修理してもらう(ブレーキ、タイヤ、ベル交換)・・・自宅(15:30)

篠笛=琴風調(きんぷうちょう)篠笛・C管(八本調子)七孔

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