« 小倉百人一首⑥ | トップページ | 小倉百人一首⑧ »

小倉百人一首⑦

86.なげけとて月やは物を思はするかこち顔(がお、がほ)なるわが涙かな(西行法師)

◇なげけとて=(月が私に)嘆けといって。 ◇月やは物を思はする=月がもの思いをさせるのであろうか。いや、そうではない。反語。 ◇かこち顔なる=月のせいではないのに、月にかこつけるようすの。「かこつ」は他人のせいにするの意。「顔(がほ)」はそのようなようすであることを表す。

▼出典:千載(せんざい)集・巻十五・恋五(九二六) 「月前恋(つきぜんのこい)」といへる心をよめる

※思い嘆けといって、月が私に恋の物思いをさせるのであろうか、いや決してそうではない。月はただ無心に照り輝いているだけなのに、あたかも月のせいでもあるかのように、恋の切なさにとめどなくこぼれ落ちる涙であることよ。

7.天の原ふりさけ見れば春日(かすが)なる三笠の山に出(い)でし月かも(安倍仲麿・あべのなかまろ)

◇天の原=大空。原は野原・海原のように広い所をいう。 ◇ふりさけ=遠く仰いでの意。「さけ」は「離(さ)け・放(さ)け」の漢字を当て、「遠ざける」の意。 ◇春日なる=春日にある。春日は奈良市東部の春日山あたり。 ◇三笠の山=春日山の一部。西側の麓(ふもと)に春日神社がある。円錐形の山容からこの名がある。

▼出典:古今集・巻九・覉旅(きりょ)(四〇六) もろこしにて月を見てよみける

※大空をふり仰いではるかに遠くながめると、美しい月が出ているが、あの月は、なつかしい故郷の春日にある三笠の山にかつて出ていた月であろうかなあ。

■薄(すすき)

Cimg7914城北(しろきた)ワンド。

関西で薄といえば、曽爾(そに)高原、大和葛城(やまとかつらぎ)高原、岩湧山、・・・といったところだろうが。 淀川河川敷にある、城北ワンドの薄も捨てたものじゃないと思った。

■桜茶

Cimg79831吉野名産の「桜花漬」にお茶を注いだ。

めでたい時に、このお茶を飲む。特にめでたいというわけでもないが、まあいい日なので飲んだ。なにかしら春の気分。

|

« 小倉百人一首⑥ | トップページ | 小倉百人一首⑧ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/119367/42969800

この記事へのトラックバック一覧です: 小倉百人一首⑦:

« 小倉百人一首⑥ | トップページ | 小倉百人一首⑧ »