西行の仮名②
円位(えんゐ)
薬草喩品(ゆほん)
ふたつなくみつなくのりのあめなれど いつつのうるひあまねかりけり わたつうみのふかきちかひにたのみあればかのきしべにも わたらざらめや
※円位=西行法師。 「西行の仮名」と題して、2008年2月23日~3月30日 出光美術館(東京)で開催された。(併設 重文 俵屋宗達筆・西行物語絵巻)
←芸術新潮3月号より。西行筆(一品経和歌懐紙)=京都国立博物館蔵。
西行(1118~90)に的をしぼっての書の展覧会というのはちょっと珍しい。なにしろ誰もが認める西行の真筆は、わずか5点しか現存しないのだ。今展では、(一品経和歌懐紙・いっぽんぎょうわかかいし)と(仏頂抄紙背書状・ぶっちょうしょうしはいしょじょう)の2点が見られる。前者が誰かの追善供養もしくは歌会を機に制作された、歌人としてのいわばハレの書であり西行の筆跡の基準作であるとすると、事務的な手紙である後者は飾らないふだん着の書である。表情は異なるが、いずれも紙への当りの強い、バネの効いた魅力的な字だと思う。もっとも、この展覧会のメイインテーマがじつは、真筆ではなく伝承作品、いわゆる「伝西行筆(ひつ)」の古筆(こひつ、平安・鎌倉時代の仮名書)の方なのだが。
■犬鳴(いぬなき)山内(さんない)修験道二十八宿体験コース②
←滝修行の際身にまとう衣服。修行を終えて、脱水して干した状態。
定員25名のところ、大幅に希望者が増え96名の参加者だった。犬鳴山には大峯山のミニ版ともいえる行場がある。「蟻の門渡り」「西ののぞき」・・といった場所もあった。途中スズメバチに刺された人が5~6名おられた。予定外のことだったので、途中の山道でしばらく待機していた。スズメバチというと大事故と思っていたが、それほどでもなくしばらく停滞していたが再開された。 滝修行はパンツやTシャツを下に着てもいいということで、意外に感じた。滝の水はとても冷たかった。
※犬鳴山へのバス道は、犬鳴ー打田(うちだ)線。打田といえば、和歌山県打田町。西行法師生誕の地だ。大阪府と和歌山県で離れているようにみえるが、案外近い。七宝龍寺の山道をずっと上がっていけば、和泉葛城山の山頂へ行く。途中、粉河寺あたりが見える。 ※スズメバチ=刺されたスズメバチは、ヒメスズメバチらしい。
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