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謡曲・高砂の旅⑨

冴えわたる浦風いかに寒からむ 千鳥むれゐるゆふ崎の浦 (山家集 西行)

Cimg4492曽根天満宮の西行歌碑。

上の歌碑は、曽根天満宮(兵庫県高砂市曽根町)の霊松殿に近い方にある。曽根天満宮は山陽電鉄曽根駅前(JR山陽本線曽根駅とはかなり離れている)の北側真正面にある。立派な構えを持つ神社で、門を入ると右側に歌碑玉垣が並んでいる。宮司曽根文省氏はまだ若い人だが、なかなかのアイディアマンらしい。以前の玉垣がこわれたので新しく取り替えることになったが、単に氏子の名前を書くだけでは面白くない。郷土に因む歌を刻んだ玉垣にしたいという宮司の意向により、氏子の協力を得て実現したものという。

この西行の歌は『山家集』に「冬の歌十首をよみける」としたうちの一首である。「ゆふ崎の浦」については、多くの注釈書が備中国(岡山県)浅口郡木綿崎、現在の勇崎かとしている。岡山県の勇崎といえば現在の倉敷市玉島である。歌碑のある曽根からは少し離れ過ぎている気がする。西行には野中の清水などを詠んだ歌もあるのだが。(2008年1月6日、旅する。)

■君がいた夏ー3部、第37話・五十石駅ー

五十石駅は、無人駅だった。駅前は一面の草原で、その中に露天の温泉があるはずだった。はずだった・・というのは、あるにはあったのだが、露天ではなく、ちゃっかりとどこかのレストハウス(休憩施設)が露天の温泉を取り囲んでしまった。入湯料はいらないみたいだったが、すべて無料とはいかないだろうというのは予想できた。

北海道へ旅発つ前、ある雑誌に、ここの温泉に気持ちよさそうに浸かっている写真が掲載されていた。周りは一面の草原、お湯につかりながら星を眺められたら・・そんな気楽なことを考えていた。レストハウスに裏切られた気持ちで・・・、今夜、泊る所がない。温泉につかりながら、夜を明かす予定だったのだが・・。 どうしよう。思案にくれた。

■今日の散歩道④

Cimg7266南座。

ここでも、源氏物語を上演していた。劇場前は、人でごったがえしていた。この前の道は、八坂神社の参道にあたる。ウィンドーショッピングをしながら、八坂神社まで行く。

■京から大(おお)比叡への道(雲母・きらら坂)③

Cimg72711

京阪四条駅。

祇園祭の最中だが、特におもだった行事はない。それにしても、京都は暑い。37度だそうだ。駅構内は地下なので、ひんやりとして涼しい。 祇園祭が始まった平安時代には、病魔退散を祈願して2丈(約6m)ほどの矛(ほこ)66本を立てた。970(天禄元)年以後毎年行われ、999(長保元)年に雑芸者の無骨(むこつ、元骨とも)が大嘗会(だいじょうえ)の標山(しるしやま)に似た作山(つくりやま)を持ち出したのが山鉾(やまぼこ)の起源という。

■須磨

Cimg7337芭蕉句碑。須磨浦公園内。

古来より須磨は風光明媚な場所なので、西行、芭蕉、蕪村、・・等、文人・墨客が数多く訪れている。須磨の関跡須磨寺などがある。

須磨浦公園内には、平家物語の中で人々の涙を誘う敦盛(平敦盛)の塚がある。

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