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新平家物語六巻冬眠の国⑤

捨てはてて身はなきものとおもひしも雪の降る日は寒くこそあれ(西行)

捨てはてて 身はなきものと おもひしも 雪の降る日は 寒くこそあれ

西行は、かじかんだ手を、息であたためながら、体のしんでつぶやいた。頭で作った歌でなく、体が詠み出た歌だと思った。 『これでいい。・・・これでいいのだった』 かれは、しこりが解けたように、気がらくになった。 生(なま)じ、「ここが正念のしどころ」などと、気ばるから、いけないのだと思う。 二十歳(はたち)だいの発心は、一本気であった。あのころの歌はあのころの気負いでよい。それが迷路にはいった三十だいの歌、なお抜けない灰汁(あく)をもちながら、悟ったような独善をもって、自然に心酔していた四十、五十だいの歌、それは、それなりの嘘ではなかった。 血みどろな真剣だった。 こう生きるのが、いちばん人間の人間らしい生き方だというものを、歌で実証しようとしたのだ。

■役行者霊蹟札所めぐり⑧(千光寺・せんこうじ、奈良県生駒郡平群郡鳴川188)

Cimg7060千光寺門前。

千光寺は寺伝によると天智天皇の時代役小角(えんのおづぬ)の開基という。小角が吉野の山上ヶ岳(大峰山)を開く前にここで修行したので、元山上(もとさんじょう)という名が起こったと伝える。また、女人山上とよばれ、女性の修行者が多い。かつては多くの塔頭があったが、室町時代の天文年間(1532~55)に兵火にかかり、さらにその後、天正年間(1573~92)に松永久秀に寺領を奪われた。

■七夕伝説・・・(大阪府)枚方市と交野市一帯は、古くは「交野が原」と呼ばれ、七夕伝説発祥の地として知られています。①

淀屋橋駅ー京阪電車ー枚方市ー交野線ー私市駅・・天野川(あまのかわ)に沿って・・・・磐船(いわふね)神社・・星のブランコ・天野川に沿って・・星の里いわふね・・私市駅ーー京阪電車ーー淀屋橋駅ー地下鉄・御堂筋線ー天王寺駅・・四天王寺(七夕のゆうべ)・・動物園前駅ーー地下鉄ーー江坂

Cimg7144京阪電車・交野線、「私市(きさいち)」駅。

天の川 名に流れたるかひありて今宵の月はことに澄みけり(山家集、西行)

◇天の川=銀河・銀漢ともいわれ、七夕の故事で有名。ここでは『伊勢物語』で有名な河内国(大阪府)河内郡にある天の川とも考えられる。

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